男性のためのレクリエーション

介護の現場で、職員の頭を悩ませることの一つに、レクリエーションをあげる人がいます。
女性は比較的社交的で、いろいろな企画に参加する傾向がありますが、男性となると話は違うのです。
会社勤めが長く、世間とのつながりをあまり取ってこなかった男性にとっては、いきなりレクリエーションに参加してほしいと言われても、戸惑ってしまうことが多いようです。
そんな男性でも、気軽に参加できるようなレクリエーションとは何なのでしょうか。
競争社会の中で生きてきた男性は、意外に競争心が芽生えるレクリエーションに対しては参加しやすい傾向があると言われています。
例えば、将棋や囲碁・麻雀といった勝負がつくものは、男性は意外と夢中になりやすいものです。
ただし、熱中し過ぎて賭け事やもめ事にはならないように配慮する必要はあります。
また、手製のボーリングゲームや的当てゲームなども、簡単でありながらハマりやすいものです。
結果が分かりやすいものは、男性にとってはハードルが低いものでもあるのです。
一方で、工作などを使った手作業は、誰が上手に作れたかという評価はあまり気にしません。
女性は取り組みやすいものではありますが、結果が出ないものには男性はあまり興味を示さないことも多いのです。
男性は、女性が多く集まる場には、なかなか積極的に顔を出さない傾向があります。
あえて、男性向けのレクリエーション企画を計画して、男性同士が仲良くなれる機会を設けるといいかもしれません。
施設の中で工夫しながら、女性も男性も楽しめるレクリエーションを提供していけるといいですね。